2008-05-14

運動知覚の話

今日大学院の授業で面白い本を見せてもらったので紹介。

まずはyoutubeに上げてあったネタばれ動画をご覧あれ↓



Scanimationというものだそうです。

この動画では見づらいが、絵が動いているところには縦に黒い線があり、その間にスリットが入っている。絵はそのスリットの間から覗くようにして見えている。

まずなぜ馬などに見えているかというと、黒い線の間のスリットの線分を「視覚的補完」によって各コマで「馬である」と認識させるパターン認識特性を利用しているそうだ。
スリットから見える部分はほんの1部分だが、全体的に見れば馬にみえるということ。

さらに、人間の運動知覚の「時間解像度の低さ」を利用して「走っている馬」を認識させている。パラパラ漫画や、映画なんかと同じ。
本の仕組みは黒い線を取ると、縦に千切りにされた馬のような絵が描かれているだけだった。

人間って不思議だ~。




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