2008-08-31

GOLDEN BOY漫画購入

ついに買ってしまいました。

やはり面白い!!
江川達也はこの漫画を通じて勉強することとはなにか?学校でテストで点数を取るものは勉強ではない!と訴えている。

第1巻のコメントに江川達也が書いたのが以下の文


幼稚園の卒業文集に
”ボクはべんきょうが大好きだ”と書いた。
本当の勉強と学校の勉強が
かけ離れてしまったのは、いつからだろう。
夥しい数の勘違い教師と親たちがその意味を
ねじ曲げてしまったような気がする。
おべんきょうは
本来楽しいものなのだ。


勉強という意味が、間違って認識されていることを言っている。
悲しいことに、私も今の「勉強」に洗脳された人間なので、何が勉強なのかはズバリ言うことができない。


第5巻では女子高の話の中で、学校教育に関する話をしている。
よく聞く「こんな勉強して将来役に立たないじゃないか」という一見勉強嫌いの生徒が言うような言葉に対して、真正面からとらえた考えをマンガの中で女子高生に代弁させている。

私も日本教育の弊害を受けている英語を例に挙げてみると…


三人称単数にsをつけなきゃならないとかいうことを教えているシーンで、
「先生ーっ!そんなことが役に立つことですか!?」
「こんな授業受けてもあたしたち英語が喋れるようになりませんっ」
「喋れなくてもいいから面白くしてください!」
「作品を解析して味わうならば、表面的な文法の技法にこだわるより、英米文化と日本文化という背景の比較をしながらこの文章の構造を解析した方が面白いと思います!」
「死んだ授業を受けるよりはアメリカ人と深く付き合った方が、文化の違いや言語の違いによる思考の相違を発見できて勉強になると思います!」


後半は錦太郎が女装して喋ってたので女子高生っぽくないですが、英語の授業を受けるよりはアメリカ兵とSEXした方がよっぽど勉強になると言っていたり、言い得て妙な事ばかり言っている。

この本が発売されたのは1995年頃だが、この時期にも江川達也は教育が時代遅れだということを言っていた。
何故わかっているのに改善されないのだろう?
おそらく教育方針を決めているのが政治家だから。
文部省の役人が、役人世界の外の世界が見えていないからだそうだ。

教育問題だけでなく、人生の勉強についてもたくさん書いてある本。
是非ご一読を。
(知り合いには貸しますよ!)



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