2008-11-22

ワークスアプリケーションズ CEOセミナー/インターン説明会に行ってきた

昨日は東京ビッグサイトにワークスアプリケーションズのCEO、牧野 正幸さんのセミナーと、入社5年パスで有名なインターンの事前説明会に行ってきました。

インターン自体は、時期的に無理があるだろうと思って特に受けようとは思っていなかったのだけれども、この日はなんとセミナーの感想を書く小論文とマークシート(グロービズとかいう会社の出してる問題?)での筆記試験がありました。

筆記試験内容はグラフをみて何が読み取れるか?みたいな問題とか、
AはB、BはC、AはD…みたいな前提条件があって、じゃあCならばD?みたいな紛らわしい論理的思考問題。
あとは100人にアンケートを取って、5種類の製品のうちどれを採用するかどうかって問題。

僕は適当に考えてマークしていきました。
適度に考えられて、結構楽しかったかもしれないです。


まぁ筆記試験はおまけみたいなもんで、昨日は牧野CEOの話を聞きに行こうと思って行きました。
セミナーの内容は私たち就活生が、今後どのように社会で生きていけばよいかという話でした。

以下はそのメモ。2時間しゃべりっぱなしだったので内容がすごく多いです。
ただ、細かいニュアンスとかも拾ってもらうにはバラバラ書くのもいいかもしれません。
自分用備忘録みたいになっててごめんなさい。


まずは今の世界の経済状況のこと。
景気はまだまだ悪くなるそうです。別の不安要素があるとかないとか…。
逆にポジティブに考えるならば、この時期に就活で仕事を選べる私たちはラッキーだとも言っていました。
むしろバブル期に就職した人たちに関しては、今後ずっとバブル入社というレッテルを貼られるというようなことも言っていて、すごいポジティブシンキングがうまい人だと思った。
あと、やはり中国・インド・韓国なんかの新興国に技術的にももう抜かれているとも言っていました。
日本が辛うじて勝てているのは、ブランド力があるからで、人件費の安い国には勝てないようです。
日本人が戦後急成長したのはアーカイブをキャッチアップして、ロボットみたいにミスなく実行するという教育をしていたから。
今はこれをパクった新興国が、急激に伸びているそうです。



次に、ワークスアプリケーションズを作るきっかけの話。
ERP製品を取り扱っているワークスは、今では当たり前のような会社かもしれませんが、始まった当初はERPなどは各社がオーダーメイドで1つ1つ手作りのシステムを利用していたそうです。
ところが海外で活躍していた牧野さんは、海外の企業は人事のソフトウェアとかを買ってそのまま作っていることに気づいた。
オーダーメイドなんかで作るからお金がかかってしょうがない。
それに気付ける力があったから、企業に至っているような話をしていた。



ここからが我々就活生にとっての本題。
どんな企業に入るべきなのか?

まず、現時点で一流の会社に入社すると成長できない。

一流の会社⇒社長とか色んな人が入れ替わっても一流=組織力があるおかげ

組織力が一流企業では確立していて、人の入れ替わりがあってもト○タはト○タでいられる。

いくら能力のある新人が入っても、企業内のアーカイブをキャッチアップし直さなければいけない。
色んな考えを持っている新人を、企業の組織色に染めて、歯車化する。この話を聞いて、僕はそんな風に思いました。

優秀な人が一流企業に入るとロジカルシンキングばかりでクリティカルシンキングが育たない。
「新しいことをやろう!」とか、「この問題はこうすればビジネスモデルになるな。」という気づく力というのは、クリティカルシンキングが育っていないと出来ないこと。

今の就職活動では組織力が重視されがちで、面接とかでも人事が組織にハマっていける人を選んで、最後の役員面接に見せる学生を進めていく。(まじめで明るくて体育会系で…。)
そして一流組織に入って、昇格することを競う。
この話は昔は国が成長していたからOK。得だし。世の中良かったし。
今は一流企業に入っても、幸せになれない。
会社が生きるか死ぬかの時、組織力さえ保てればいいから、人はいらない。
一部のスターになれる人だけ残してあとはリストラ。これは実際過去にもあった皆も良く知っているはずの事例。

そこで組織力しか身につけてこなかった一流企業の人たちは力がない。
一流企業に居る人は、一流になれない。それが一流企業の欠点。


就活生にとって具体的な話をすると、進むべき道は2つある。

1.自分で起業。
 問題解決能力がついた。リスクも少なそうだ。借金しなくても済みそうだ。と思ったら行けるそうです。社会で成長する上で、経営者になったときが一番伸びることができるそうです。降ってくる問題の量が半端じゃないから。


2.自分がロジカルだと思ったら、良い企業に入って成長する。
 ただし、自分に常に問題がたくさん与えられるような、困らせてくれる環境を選ぶべき。
シリコンバレー企業みたいなところで成長し、会社がつぶれても平気で、他の会社でいつでも働けるようになる。
例えばリーマンブラザーズが潰れたとき、そこの社員がもっといい給料でマッキンゼーみたいな企業に転職したり、ビジネスモデルずらりとならべて、どれで起業するかな~って考えられたり、そういう力を付けるべきだと言っていました。



最後にどういう人間になるべきか、どういう仕事をするべきかという話。
社会貢献性があって、人のやっていない仕事、世の中の矛盾を見つけ、仕事を通じて社会貢献できる人になれたら良い。
(ナンバーワンクラスでの)オンリーワンになれ。
この仕事は私にしかできない。代わりはいない。そんな仕事に就けたらハッピーですね。

30歳位までは、考える力をつけられる仕事に突っ込んでいけ。
最低5~10年、もっと良い方法ないかな?って考えられる仕事が良い。
新しいことをやろうとしている、ベンチャーで社会貢献もしようとしている会社
が良い。
考えられて、頭が柔らかくて、クリエイティブシンキングが高くないと出来ない仕事が良い。


最後の最後にクリエイティブシンキングが高いかもしれない人の牧野CEOの経験則からの心理テスト
・飽き症である。
・素直じゃない。
・これやってってことに対して逆らう。
・先生の言うこときかなかった。



あー、長い…。
まとめてなくて長文ごめんなさい。
ただ、すごく役に立つ話をしてくれて、感謝している。

次から次へと問題が降ってくる会社。
ベンチャーで新しいことをやっている会社。

これも新たに仕事探しの指標にしようと思う。

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